Intel社が開発したCPUである。
P6バス技術を使用している。
形は、Slot1とSocket370-FCPGAパッケージの2つがある。
製造プロセスはKatmai(カトマイ)と言われるコアは0.25μm、Coppermineコア(カッパーマイン(略称:河童))は0.18μmである。
Pentium3は、MMX(Muit Media eXtension(マルチメディアエクステンション))のほかに、ストリーミングSIMD命令群(通称:SSE)を70搭載していて、3Dやマルチメディアのアプリケーションにて数多く使われている。
Katmaiコアは1次キャッシュ32KB、2次キャッシュは512KB。256KBの2次キャッシュが外部に2つついていて、それぞれCPUの周波数の半分の速度、幅は64bit(8byte)で動作する。
Katmaiコアは450MHz〜600MHzまでのCPUに搭載されていて、Slot1の形のものしかない。
基本的には、Pentium2にSSEを搭載したのがKatmaiである。
それに対して、Coppermimeコアは1次キャッシュは32KB、2次キャッシュは256KBでKatmaiコアに比べると2次キャッシュ量は半分になっている。しかし、2次キャッシュはCPUに内蔵してあってCPUの周波数と同じ速度、幅は1次キャッシュ、2次キャッシュとも256bit(32byte)で動作する。
これにより、Katmaiコアより10%前後性能が上である。アプリケーションによっては25%の上昇もありうる。
500MHz以上のCPUに搭載していて形は600MHzからはSlot1、500MHzからはSocket370-FCPGAを使用している。
ベースクロックは100MHzと133MHzの2つある。
同周波数の場合、ベースクロックが高いほうが若干性能は高い。
その代わりに、オーバークロックしにくいという欠点もあるがオーバークロック目的でなければ気にする必要はない。
基本的に倍率が固定のためオーバークロックさせるためにはベースクロックを上げるしかないのである。
オーバークロックに対するマージン(利益)が大きいのでベースクロックが100MHzのものはオーバークロックしやすいといわれている。Pentium3-600EMHz(100MHz*6)で800MHz(133MHz*6)まで上げることもできる。
ただし、オーバークロック動作によりCPUが壊れる可能性もあるので注意。
欠点といえば、コアがむき出しの状態にある上、段差があるため指定のファンを使わない場合、最悪CPUを壊してしまう可能性があるが、通常CPUファンとセットで売っているので問題はない。
同じ周波数でもいろいろと種類があるため混乱することが多いのも欠点の一つ。
品不足のため、現在発売されているPentium3は高めの値段となっている。品不足の原因については、製造が間に合わないということで製造ラインに問題があるわけではないので。
Pentium3(河童)について、ベースクロックが133MHz版のほうが値段は安め。理由は、オーバークロック等の目的で100MHz版を購入する人が多いためである。
今後は、製造プロセスが0.13μmへ移行し、ベースクロックが200MHzの新しいコアのPentium3が登場予定らしいが、その前に1.13GHzを出した時点でPentium3のクロックがこれ以上周波数が上がらないという見方が強い。
| 現在発売・発表されているもの | ||||
| Coppermineコア | ||||
| Pentium3 1.13GHz | 133MHz | 8.5倍 | 1.8V | Slot1 |
| Pentium3 1GHz | 133MHz | 7.5倍 | 1.7V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 933MHz | 133MHz | 7.0倍 | 1.7V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 866MHz | 133MHz | 6.5倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 850MHz | 100MHz | 8.5倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentium3 800BMHz | 133MHz | 6.0倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentium3 800MHz | 100MHz | 8.0倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentium3 750MHz | 100MHz | 7.5倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentium3 733MHz | 133MHz | 5.5倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 700MHz | 100MHz | 7.0倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 667MHz | 133MHz | 5.0倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 650MHz | 100MHz | 6.5倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 600EBMHz | 133MHz | 4.5倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 600EMHz | 100MHz | 6.0倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 550EMHz | 100MHz | 5.5倍 | 1.6V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 533EBMHz | 133MHz | 4.0倍 | 1.65V | Slot1、FCPGA |
| Pentuim3 500EMHz | 100MHz | 5.0倍 | 1.6V | FCPGA |
| Katmaiコア | ||||
| Pentuim3 600BMHz | 133MHz | 4.5倍 | 2.05V | Slot1 |
| Pentuim3 600MHz | 100MHz | 6.0倍 | 2.0V | Slot1 |
| Pentuim3 550MHz | 100MHz | 5.5倍 | 2.0V | Slot1 |
| Pentuim3 533BMHz | 133MHz | 4.0倍 | 2.05V | Slot1 |
| Pentuim3 500MHz | 100MHz | 5.0倍 | 2.0V | Slot1 |
| Pentuim3 450MHz | 100MHz | 4.5倍 | 2.0V | Slot1 |
モバイルPentium3
Intel社が開発したモバイル・ノート用CPUである。
デスクトップCPUのPentium3(Coppermine)とほぼ同じの構造である。
ただ、デスクトップ版との違いはSpeedStep機能である。
コンセントに繋いでいる時はクロックと電圧を上げてCPUの性能をアップし、バッテリ駆動時にはクロックと電圧を下げて消費電力を抑える仕組みである。これにより消費電力を下げるというものである。
現在出ているモバイルPentium3の600MHz以上には、この機能が搭載されている。
今後は高クロック化していくが、それにともない消費電力もさらに増えると懸念がある。
欠点:
AMDのPower Now機能やCrusoeのLong Run機能に比べると、自由に動作周波数を変更できない分、省電力機能としては劣っているところ。
今後:
製造プロセスを0.13μmに移行して、1GHzを目指す。
消費電力よりも性能重視の設計のCPUになる見込み。
| ベースクロック | 倍率 | コア電圧 | 概要 | |
| 今後発表されているもの | ||||
| Mobile Pentium3 850MHz | 100MHz | 8.5倍 | 1.6V | SpeedStep(???MHz) |
| Mobile Pentium3 800MHz | 100MHz | 8.0倍 | 1.6V | SpeedStep(???MHz) |
| 現在発売・発表されているもの | ||||
| Mobile Pentium3 750MHz | 100MHz | 7.5倍 | 1.6V | SpeedStep(600MHz) |
| Mobile Pentium3 700MHz | 100MHz | 7.0倍 | 1.6V | SpeedStep(550MHz) |
| Mobile Pentium3 650MHz | 100MHz | 6.5倍 | 1.6V | SpeedStep(500MHz) |
| Mobile Pentium3 600MHz | 100MHz | 6.0倍 | 1.6V | SpeedStep(500MHz) |
| Mobile Pentium3 600MHz | 100MHz | 6.0倍 | 1.35V | SpeedStep(500MHz) 低消費電力版 |
| Mobile Pentium3 500MHz | 100MHz | 5.0倍 | 1.35V | 低消費電力版 |
| Mobile Pentium3 500MHz | 100MHz | 5.0倍 | 1.6V | |
| Mobile Pentium3 450MHz | 100MHz | 4.5倍 | 1.6V | |
| Mobile Pentium3 400MHz | 100MHz | 4.0倍 | 1.35V | 低消費電力版 |